まんまる通信 第 20 号
1997.10.28


作ってみよう、ウイグルラーメン!
習ってみよう日本のおかず!
            
まんまる料理会
           
日   時 :11月22日(土)10:15受付
           10:30〜15:00 (片付けを含む)
         10:30には始めます。遅れずにおいで下さい
場   所 :能力開発総合センター 3階 調理実習室
         JR根岸線 石川町駅(横浜から三つ目)下車 徒歩4分
中華街方面の改札口を出て、中央病院の右手奥
参 加 費 :500円 *エプロンをお持ち下さい
申し込み:11月10日までに小野まで 
         045ー381ー6972


            まんまる料理会へのお誘い
 
ウイグルの手づくりラーメンとは?
いわゆるスープと一緒に食べるラーメンとは違うそうです。通信19号に寄稿して下さった、池田マリアさんのご自慢料理です。乞うご期待!

日本のおそうざい担当はまんまる会の大河原さんと鈴木さんです。常日頃作っている料理でも、いざ講師をするとなると、「目分量」という訳にはいかず、もっか研究中!

みんなで作って、みんなで食べる。
一番おいしくて、一番楽しいひとときです。
どうぞ奮ってご参加下さい。


<<献 立>>

1 ウイグルの手づくりラーメン (講師 池田マリアさん)
  めんを粉から手づくりし、おかずと一緒に食べます。
  おかず:じゃがいもを使ったもの
      なす、ピーマン、羊肉を使ったもの
      牛肉、トマト、ピーマンを使ったもの
2 ひじきの煮付け   (講師 大河原蓉子さん)
   ミネラル豊富な海草、ひじきを使ったお惣菜です。
3 精進揚げ     (講師 鈴木明子さん)
お手元のどんな野菜でもおいしい天ぷらができます。


留学生と語ろう!まんまるバザーのご報告
丸谷 士都子

1997年9月28日(日)にまんまるバザーと交流会が開かれました。今年で10回目となるこのバザーは、横浜駅からすぐ近くのかながわ県民センターの展示場をお借りして行ないました。

42人の留学生や元留学生、中国からの帰国者など様々な方が集い、バザーの買い物を楽しんだり、交流コーナーでお茶やお菓子をいただきながら歓談をしました。
 
お手伝いの方も大勢来ていただきました。当日バザーを準備したのは、まんまる会会員に加えて19名のお手伝の方々でした。バザーというと必ず参加して、かいがいしく働いて下さる方がたくさんいらっしゃいます。ありがとうございます。

毎年バザー用の品物を寄付してくださる方々も多く、提供されるものは生活に役立つものや、質の良いものが多く、まんまる会会員一同、感謝しています。今年はじめて来て下さった方の中から、「来年は私も何か寄付できるものを持って来ましょう」という声がたくさん聞かれました。うれしいことです。

今年は会場に交流コーナーを設け、バザーと同時進行で留学生などと語る場を作りました。ゆっくりと歓談していただけましたでしょうか。
 
10月7日に反省会を行ないました。全般的に良い評価でした。場所が県民センターということで、同じ建物にあるボランティアセンターやかながわ県民活動サポートセンターで活動をしている人達にもアピールできました。会場が広く、駅に近いことが良かったようです。
 

反省点は下記のとおりです。

  1. タオルなどを最初にひとりでいくつも求めると、後から来る人に品物が行き渡らない。人気のあるものはひとりに対する販売数を限定するべき。

  2. バザーの持ち場に忙しく、交流する時間が少ない人もいた。

  3. アトラクションとして、オークションや入札形式を取り入れてはどうかという意見があった。

 
まんまるバザーの収益金は、留学生のための様々な活動に当てさせていただきます。ぜひこれからの他のイベントにもご参加ください。


まんまるバザー会計報告

収入 バザー売上

\70,105

支出 会場費 \5,400
駐車料金 \3,910
飲み物代 \3,131

残   金

\57,664

交流コーナーより
本多 方子    
                          
例年、バザー終了後行なっていた交流会を、今年は新しい試みとして、バザー会場の角に交流コーナーを設け、皆さんに喫茶、歓談に立ち寄っていただく、という形にしました。

バザー開始後しばらくは皆さん買い物に余念なく、交流コーナーはもっぱらちびっ子ゲストの喫茶室となっていました。小さいお客様達は、なかなかお行儀よくママの買い物が済むのを待っていました。

一時間ほどすると、買い物を済ませた人がひとりふたりと、立ち寄ってくれます。見かけたことがあるような気がして声をかけると、ここ数年毎回二時間かけて来てます、との返事。また、以前まんまる会のハイキングに参加したことのある男性は、今回お国から呼び寄せた奥さんと二歳の坊やを同伴です。

こうして、数を重ねて来て下さる人とまた会えるのは、とても嬉しいことで
す。また、はじめて参加の人と知りあえるのも、新鮮な喜びです。

春に来日したばかりのRさんは、とても好奇心旺盛。せっかく外国に来たのだから何でも知りたい、日本の人と触れ合うチャンスがあれば何でも参加したいと意欲満々です。ただやはり日常生活では苦労もあるようです。

留学当初、作るのが簡単だからと、一週間おそばばかり食べていたら体調をくずした、等の話を聞くと、もっと食事に気を付けなきゃとお説教したくなってしまいます。おかずを差し入れに行くには家が遠いし、今度栄養満点で簡単に作れて中国の人の口にも合う料理を教えてあげなきゃと、お節介おばさんが顔をもたげます。

そんなこんなで話し込んでいると、気が付けば交流コーナーの椅子は満席。留学生同士で情報交換している人、まんまる会のメンバーと自己紹介しあっている人、お連れの人と話に花を咲かせている人など様々です。

買い物だけ済ませてすぐ帰りたい人は、もちろん無理に引き留めたりはしないけれど、遠慮や気おくれで自分から近寄れない人には、もれなく声をかけたいと気を付けていましたが、成功したかどうか。

今年は自分の体調が万全でなかったので、あまり体力を使わないで済みそうな交流コーナーを受け持たせてもらい、ちょっと肩身の狭い参加のしかたになりましたが、交流に多くの時間を割けられたので、私としてはとてもいい一日でした。ただ売り場で忙しかったスタッフはいかがでしたでしょうか。忙しかっただけで来場者とはあまり話せなかった、という人がいたとしたら、次回はさらに工夫が必要かと思います。


投稿コーナー

重い空気!
   戦犯管理所でのガイド中国人・路さんと共に・・・

新井 眞一
一枚一枚 写真の前で 歩みが止る
 この一枚一枚は だれが撮ったのか
 この一枚一枚は 何のために撮ったのか 
 この一枚一枚は だれが写っているのか
 この一枚一枚は どこの地で撮られたのか
天使にもなれる人間
天使を殺してしまった人間
鬼にもなってしまった人間
 魂を組織された人間は
 欲望を以て組織された
 その人間の狂気は 
 凶器を持ってどこに行こうとしていたのか
私たちの今は この過去の道の上にある
過去に続く現在 未来に続くこの過去
過去を知らずに未来はない
 人を殺め 殺戮し
 虐殺した 国家とは一体なんだったのか・・・
 人を鬼に変える力の正体を
 見据えずして私たちのこれからはない
過去あっての現在であり
現在から出発する未来であるのだから・・・
 私を取り巻く重たい空気の中で、
 ・・・考える・・・、、、考える・・・。   
        (1996年8月17日)


編 集 後 記

今年のバザーも大勢の心ある方々のお力添えにより、楽しく、無事終えることができました。ありがとうございました。交流が主のバザーの実感を今年もさらに感じました。(M)


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御意見をお寄せ下さい。 丸谷士都子@まんまる会