まんまる通信27号

 

異文化交流
まんまる料理会

日本の主婦もすごーくためになった、「まんまる料理会」
丸谷士都子
 今年のまんまる料理会は、日本料理でした。中国とバングラデシュの方たちを含む15名の参加がありました。日本の主婦である私も、参加するたびにたくさんのことを学んできましたが、今回は特に知ってるようで知らないことがたくさんあり、世代の違う人たちとの交流の大切さを痛感しました。
 料理を教えてくださったのは、まんまる会会長の鈴木さんと、会員の尾崎さんご夫妻。鈴木さんの「和えもの」の指導は、西京みそを使った白あえ。すりごまを使う場合でも、もう一度すり鉢ですると香りがでておいしくなることを教わりました。尾崎さんのおさしみの作り方では、包丁の使い方だけでなく、残った魚のあらを使ってだしをとること、骨をからあげにしてカルシウムをとること、食材はなるべく捨てず、すべてを使い切り、しかもおいしくいただくことなどを学ばせていただきました。
 3人の講師の方々から、数多くの料理の知恵や、基本的な「食」の考え方を学んだ料理会でした。外国の人々と共に、この場を利用して日本文化を再確認できるすばらしいチャンスです。次回はぜひお友達を誘っていらしてください。自信を持ってお薦めします。(丸谷士都子)

「和えもの」を指導するまんまる会の鈴木明子さん。アスパラガスのような野菜はゆでる前に塩で「板ずり」をすると鮮やかに仕上がります。 中国出身のおふたりが白あえに挑戦。 バングラデシュ出身の方はすりこぎの使い方がとても上手!

お魚はさっと洗って水気をよくとります。熱い煮汁に入れないで少しさましてから魚を入れます。 新鮮なあじの見分け方。目が透き通っていること、えらの色が鮮やかなこと、と説明する尾崎さん。 おさしみをさくで買ったら必ず水道水でさっと洗います。そうすると海水で生きる雑菌が死にます。アジの姿作り、いかとまぐろのさしみの盛り合わせを教えていただきました。


アジのあらでだしを取り、骨もからあげにして子どもに食べさせるといいですよ、捨てるところはありません、と語る尾崎さん。ご夫婦ですてきな料理人です。

今日の献立 アスパラガスの白和え、さんまの煮付け(いわしの予定でしたが、水揚げがなかったため、さんまに変更)、おさしみの盛り合わせ、グリーンピースごはん、すまし汁


いただきます。日本人の参加者たち


男性の参加もこれだけありました。

御意見をお寄せ下さい。 丸谷士都子@まんまる会